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それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ


アンパンマン戸田恵子)の強さの秘密――それは、顔を焼くときに入れる勇気の花のジュースだった。そのことを知ったばいきんまん中尾隆聖)は、勇気の花の全滅を企む。そして、勇気の花を守っている妖精リンリン(土屋アンナ)を騙し、勇気の花の台地を破壊してしまう…。そこでリンリンは、アンパンマンと一緒に勇気の花を求めて危険な旅に出るのだったが――。『それいけ!アンパンマン』シリーズ第20作目。テーマは「本当の勇気ってなんだろう」。

それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ 映画作品情報 - シネマカフェ

MOVIX宇都宮にて。ハホ*1待望のアンパンマン最新作。
公開初日の初回に観に行ってきたのですが、ほぼ満席な上に子どもたちが騒ぎながら観ていたのでそれはもうすごい状況だったのですが、その雰囲気でアンパンマンを観ると意外に楽しくて最後まで楽しく観ることが出来ました。


映画は大きく2編に分かれていましたのでそれぞれの感想をまとめます。

ヒヤ・ヒヤ・ヒヤリコとばぶ・ばぶ・ばいきんまん

珍しくばいきんまんが主役となった番外編。
ヒヤリコの声優として柳原可奈子さんが登場していました。作品が妙におどろおどろしい雰囲気だったので子どもが怖がってしまいそうだったのですが、彼女の声がそこに明るい空気を吹き込んでくれてとてもよかったと感じました。
20分くらいのとても短い作品でしたが、ばいきんまんがヒヤリコの薬でマッチョになるシーンや、ヒヤリコの失敗をばいきんまんが許すシーンなどなかなか記憶に残るくらい良いシーンがたくさんあり見ごたえがありました。
私が一番好きなのは、ヒヤリコの薬にばいきんまんが耐えられるかどうかテストをしたシーンです。そこではばいきんまんにさまざまなテストが施されたのですが、それがあまりに過激で笑いっぱなしでした。


記憶に残るシーンが多いと書きましたが、ばいきんまんがヒヤリコの失敗を許すシーンは特によくて、いつもアンパンマンに負けてばかりしているばいきんまんだからこそ、そういう失敗した時の当人の落ち込む気持ちがよく理解出来るのだろうし、他人に対して寛容になれるのかと考えたりしてしまいました。


序盤20分のつかみとして、とてもよかったと思いました。

それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ

作品の上映時間の長さやゲスト声優が土屋アンナさんという点を見る限り、こちらが本編という事になりそうです。
アンパンマンの顔を構成する大事な要素の一つである「勇気の花」の妖精であるリンリンがストーリーの中心になって展開する本作は、アンパンマンは子供向けという認識を改めるべきだと考えるきっかけとなる作品でした。


まず最初に驚いてしまったのがばいきんまんの悪事があまりにひどすぎる点です。
ばいきんまんは悪い奴だというのは設定としては理解出来ますがそれにしてもやりすぎとしか思えません。例えば、大事な花畑を嘘をついた上でぼろぼろの再起不能状態にしてしまったり、アンパンマンの体よりも大きなドリルでアンパンマンたちを串刺しにしようとしたりととても子ども向けとは思えないほど残酷なのです。DVDを借りてきた時にハホと一緒に観ることがありますが、その時のばいきんまんはあんなに残酷ではありません。みんなが困るいたずらをする程度なのですが、映画版だと本当に悪魔のような攻撃を仕掛けてきてとても驚きました。私が見てもちょっと怖いくらいでした。


それと、もうひとつ驚いたのが、本編の中でアンパンマンが困った人を助ける理由について述べていたことです。
「なぜ困っている人を助けるの?」と問うリンリンに対して、アンパンマンは「困った人を見ていると助けたくなるし、助けると嬉しい」と答えたのです。アンパンマンが他者を助ける理由が、外的な理由ではなくて内的な理由だったというのが分かったことは大きな収穫でした。


そもそも。
なぜアンパンマンがみんなを助けるのかというのは意外に面白いテーマだと思います。また、これに限らずアンパンマンというアニメには、キャラクターや設定を冷静に見直してみると不思議なものが多いことに気付きます。ジャムおじさんとバタコさんの関係や、ばいきんまんドキンちゃんの関係*2、あとはアンパンマン以外のメンバーの顔の交換タイミングとか考え出したらキリがありません。


そんな不思議の一つがアンパンマンはなぜみなをバイキンマンから守ろうとするのかというテーマでした。私の人生をかけた研究テーマの一つといっても過言ではないこの疑問への回答が示されたことは本当にすごいことです。今回映画を観に行った意味の90%はこのアンパンマンの発言にあるといっても何ら言いすぎではありません。


そして、このアンパンマンの発言に触発される形で、唐突にあるニュースを思い浮かべました。

山本モナが、また撮られた! 本日発売の『女性セブン』で、巨人・二岡との写真を激写されている。記事によれば、モナは二岡と五反田のラブホテルへ入っていったという。

http://news.ameba.jp/domestic/2008/07/15575.html

何でアンパンマンをみてこれを思い出すのだと言う人も多いと思うのでちゃんと説明しようと思います。


今回このように大々的に報じられた事から分かるとおり不倫はよくないことだというのが世間一般の常識であり、法律でも不貞行為として罰せられる対象となるようです。その片棒を担いだという意味でもモナさんが悪いことをしたことのは間違いないことなのですが、でも一方で私はこのような罰し方が好きではありません。法に反するからいけないとか、規則を破ったからいけないという禁じ方が苦手なのです。


例えば。
今回の件で言えば、不倫は法に触れるとか不貞行為だからよくない!!というのは違うなと思います。そういう決まりに反するからよくないと言われたところで反省などしませんし、単に枠からはみ出たことを責められているだけでしかありません。そんなのどうでもいい。
そうじゃなくて、不倫をしたことで困ったり悲しんだりする人がいたとしてその人の心情を慮って欲しいのです。その事を責めるのであればまだ同意できるのですが、不倫だからよくないとか本当どうでもよくてうんざりします。あほか。


私の言いたいことをうまく伝える自信はないですし*3、何より話がうまくまとまらないので話をアンパンマンに戻します。私がこのアンパンマンの発言(困った人を助けるのはただその人を助けたいからだという発言)を聞いてすごくすっきりしたのは、助けようという理由がアンパンマンの内側から発せられる想いに起因しているというのがはっきりと述べられていたというのは上で書きました。ほめられるからとか感謝されるからという外的な理由ではなく、あくまで自分がそうしたいからするんだという姿勢を示してくれたことで、それが偽らざるアンパンマンの気持ちであるような印象を受け、それがとにかく嬉しいと感じました。
いままで以上にアンパンマンが好きになりました。


あと、いつもは顔が入れ替わると「勇気100倍!!」となるアンパンマンが今日はとある理由で「ゆうき3倍...」と言っていたところで一人大笑いしてしまいました。子どもたちはあまり分からなかったみたいで笑ってたのが私だけという非常に肩身の狭い状況でしたが、そういう小ネタの混ぜ方もうまくて見ていて飽きないというか、終わって欲しくない気分で最後まで見入ってしまいました。
アンパンマンの映画なんて面白くないんじゃないかと行く前はちょっと憂鬱でしたが、行ってみたらハホと同じくらいかむしろ私の方が楽しんだと言えるほど堪能しました。

公式サイトはこちら

*1:長女

*2:基本設定では同じ星から来た同居人という以上の設定はないらしいです

*3:昨日の夜にマコに同じ話をしてみたのですがよくわからないという反応をされました。まあそうだろうなと思います。