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「彼岸島」見たよ


高校生の明(石黒英雄)は、行方不明の兄・篤(渡辺大)が、彼岸島と呼ばれる孤島に生存していることを知る。兄を探し出すため、謎の美女・冷(水川あさみ)に導かれるまま、仲間たちと島に上陸する。しかし、そこは、吸血鬼と化した住人たちに支配されていた――。「週刊ヤングマガジン」にて連載中の松本光司の漫画を映画化。監督を務めるのは、『火山高』や『オオカミの誘惑』、『百万長者の初恋』のキム・テギュン

彼岸島 映画作品情報 - シネマカフェ

MOVIX宇都宮にて。


「本当の地獄は、 これからだ」


作品の紹介文章でも出てくるし作中でも似たようなフレーズの台詞が出てくるのですが、本当にこの作品を見ている間中、まるで地獄にいるような気分になる作品でした。アクションシーンの出来はよかったし、鮮血が飛び散ったり死体がゴロゴロしている凄惨な映像はたしかに悪くなかったのですが、純粋に映画として評価を下すとなるとこれはもうひどいとしかいいようがないのです。
感想を書くのも億劫になるくらいつまらなくて、観ていた2時間だけでなく見終わった後もその衝撃が癒えないというおそろしい作品でした。まさに地獄においてけぼり。まいりました...。


昨年公開された「カムイ外伝」でも「カムイ!地獄だな!」という台詞があったのですが、カムイもなかなか正視するには厳しい作品だったことを考えると「安易に"地獄"という言葉を使うような映画は地雷」という新しい定説がわたしの中で生まれたのでした。


ここまでこけてしまった理由についてあれこれ考えてみましたが、一番よくなかったと感じたのは演出全般です。
上でもちょっと触れたのですが殺陣についてはとても迫力があってよかったのですが、動きが激しくなったり人が増えたりすると途端に何をしているのかわかりにくくなってしまうことが多くてそれで一気に萎えてしまいます。さらに原作に忠実だからなのか分かりませんが、失笑ものの台詞回しが多くて緊張感あふれるはずの後半でさえも思わず吹き出してしまうこともしばしでした。


と、これだけでも萎えてしまったのですがそれ以外にも突っ込みどころが満載。
さっきまで瀕死の怪我をしてたはずなのにやけにピンピン動き回ったり、「吸血鬼の血液が体内に入ると吸血鬼になる」という設定なのに、吸血鬼の返り血を浴びて口の中まで入っているにも関わらず全然吸血鬼にならなかったりと勢いばかりで整合性を一切考慮していないところに違和感をおぼえました。


何ていうか、全体的に演出も物語の紡ぎ方も雑なんですよね。そしてその雑なところを気にさせないほどの力強さがあるわけでもなく、結局は粗ばかりが目立っていたのです。


もちろん悪いところばかりではなかったのですが、わたしは2時間座ってみていることが苦痛でなりませんでした。
とほほ。

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