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「悪人」見たよ


保険外交員の女性の遺体が発見される。事件当初、捜査線上に浮かび上がったのは地元の裕福な大学生だったが、当人の供述と新たな目撃者の証言から、やがて容疑の焦点は土木作業員・清水祐一(妻夫木聡)へと絞られる。しかし警察の目を逃れ、彼は別の女性・馬込光代(深津絵里)を連れ、逃避行に及ぶ。吉田修一の同名小説を映画化した、殺人犯の青年と共に逃げる女の切ないラブストーリー。

悪人 映画作品情報 - シネマカフェ

TOHOシネマズ宇都宮にて。


twitterを使い始めて半年以上たちますが、いまだに悩むのが「誰をフォローしたらTLが面白くなるのか」ということです。
twitterというツールそのものは「誰でもフォローできる」という仕組みしか提供してくれませんし、自動で面白そうなユーザーを見つけてフォローしてくれるツールというものをわたしは寡聞にして知りません。単に一括フォローをするサイトですら、最近ではスパムに悪用されるという理由で一括フォロー機能を削除するくらいですから当面は「誰をフォローしたらいいのか分からない問題」を解決する一般的な方法というのは見つからなそうです。


そんな中、わたしは独自に「フォローしたら楽しくなる人を見つける方法」というものをいくつか見つけ出しては試しているのですが、その中のひとつに「フォローしている人がフォローしている人をフォローする」という手法があります。この理屈はとてもシンプルで、「好きな人が好きな人であれば、わたしもきっと好きになれる」というだけの理論です。


図で説明するとこんな感じ。
わかりやすく登場人物は3人。


(登場人物)

    • itotto (私)
    • itottoがフォローしている人 (Aさん)
    • Aさんがフォローしている人 (Bさん)


(1) itottoはAさんに興味があるし、AさんはBさんに興味がある


(2) だからitottoはBさんに興味がもてるはず!


とりあえず考えるのはこれくらいにしておいて、とにかくこの理屈で実際にフォローする人を増やしてみたのですが、これがなかなかうまくいかなかったんですよね...。この繋がりでフォローした人の大半は全然趣味が合わなかったし、どうもわたしがフォローしたいと思える人が少なかったのです。
こんなにシンプルで正しそうな方法だっただけに、何でうまくいかないのか不思議でなりませんでしたが、冷静になって考えてみれば「好きな人の好きな人は好きになれるはず」という前提がどう考えたっておかしいんですよね。


ある人をどう見るのかというのは人それぞれですし、たとえどんなに好きな人であったとしてもその人が好きな人も好きになれるかあと言ったら決してそうはなれないのです。結局のところ「個人の属性は人それぞれまったく違うんだから、どんな相手であっても実際に付き合ってみない限りは性格や考え方があうのかどうかなんて分からない」ということに集約されるのでしょうし、これは実生活では当然知っていることです。twitterであってもそこは変わらないのは当たり前のはずですが、そうはとらえられなかったんですね。


話が随分と遠回りしてしまいましたが、本作「悪人」は人は他人からどう見えるのか?という点について考えさせられる内容でした。特にタイトルが示している「悪い人」というのは一体誰のことなのか?ということについてはかなり考えさせられました。


殺したわけでないけれど、車から女性を蹴落として山の中に置き去りにした男性。
他者を殺してしまったけれど決して悪意からそうしてしまったわけではない男性。
平凡な日常の中で出会った殺人犯に恋をしてしまい、その逃亡に手を貸してしまった女性。
出会い系で会った男性に貢がせつつ、玉の輿を狙っていたら殺されてしまった女性。


ここに挙げたそれぞれの人は、誰もがそうであるようにいい面もあれば悪い面もあって誰が善人で誰が悪人といえるような人間ではありません。それは上述のとおり人間の評価というのは絶対的な基準があってそれに従って一意に決まるものではなくて、角度を変えたり見る人が違えばがらりと評価が変わるからです。みる人が違えば誰もが悪人であり、誰もが善人。
この世に絶対的な正義があって、それを基準に判断できればこれほど楽なことはないのですが、でも絶対にそうはならないんですよね...。


この不安定な世界を足を踏み外さずに生きていくためには自分自身が一緒に生きていく人を見定めること。そして、その大事な人と共に生きていく覚悟を決めることだけが唯一の手段なのかも知れないなと観終わって感じました。


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