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春に観たくなる映画10本

みなさん、こんにちは。

春といえばヒステリックブルーの「春〜spring〜」を思い出すいとっとです。この曲は私が大学3年生から4年生になる時期に売れていたというか話題になっていた楽曲なのですが、この曲を聴くと当時教育実習を直前に控えていてそのことばかりに頭を悩ませて毎日を過ごしていたことを思い出します。


正直かなりゆううつな気分で臨んだ教育実習でしたが、実際に行ってみたら高校生は男女問わずみんなフレンドリーで超楽しくて高校の先生になろうかなと本気で考えたこともいまとなっては懐かしい思い出です。数えてみたらもう13年も前のことなんですね...。

私は2年生のクラスを担当して物理を教えさせてもらったのですが、当時大学4年生だった私から見た高校2年生というのはすごく年下のように見えたのですが、でも冷静に数えてみると5歳しか違わないんですよ。わたしがいま34歳なので、5歳年下だともう29歳。

実は取引先の相手の中に当時教えてた子たちがいるんじゃないかと思うと、不思議な気分です。


さて。いきなり話がぶっ飛んでしまいましたが、今日は春についてのお話。
ここ数年は花粉症がひどくて春になるのが毎年嫌でたまらないのですが、もともと春って出会いと別れの多い季節でしてわたしの好きな季節でした。


そんな春好きのわたしが好きな春っぽい映画をまとめてみました。
基本的に劇場鑑賞したものばかりなので1本をのぞいては2006年以降に公開された作品しかありません。もしそれ以前の作品でおすすめの春っぽい作品があれば教えてください。


あと順番は鑑賞順になっているので、おおよそ公開された順番にならんでいます。

1. 手紙

手紙 プレミアム版 [DVD]

手紙 プレミアム版 [DVD]


春と言われて思いついたのでチョイス。
「何で春?」と言われるとなかなかうまく言語化できないのですが、春になると観たくなる作品なのです。わたしの大好きな玉鉄(玉山鉄二)も出ていて、彼が拝み泣きするシーンはスクリーンの中の彼よりも泣いていた自信があります!

感想


2. 幸福な食卓


家族のかたちについて描かれた作品ですが、ラストで佐和子(北乃きい)がとことこ歩いているバックにミスチルのくるみが流れているところがすごく好きです。出会いの喜びと別れの切実さがすごく春っぽいんですよね。


感想(映画)


あと原作もたいへんおもしろいので、映画が気に入った方にはこちらもおすすめしておきます。

幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)

原作の著者である瀬尾まいこさんは、人と人のつながり、特に家族のあり方について示唆に富んだ作品をたくさん書いていて著書はどれも大好きな作品ばかりです。「幸福な食卓」と「天国はまだ遠く」は映画化もされていて、原作も映画もすごく好きです。

感想(本)


3. 檸檬のころ

檸檬のころ [DVD]

檸檬のころ [DVD]

TOHOシネマズ宇都宮で舞台挨拶があるということで知った作品でして、私が谷村美月を知るきっかけになった作品でもあります。そしてそういった思い入れを差し引いても、何気ない日常を何気ないまま描いたすごくすばらしい作品です。

高校生活のおしまいがこの作品のおしまいでもあるのですが、何でもないが故に特別だった日常*1の終わる寂しさがすごく丁寧な手つきで描かれていて

感想(映画)


あとこちらも原作がおもしろいです。

檸檬のころ (幻冬舎文庫)

檸檬のころ (幻冬舎文庫)

著者の豊島さんは自身の高校時代をつづった「底辺女子高生」というエッセイの中で、自身の青春はドラマや映画やマンガの中のような華やかなものではなかったと言い切っています。たしかに世の中のほとんどの人たちってきっとそうだと思うんですよね...。わたしもそうでしたし。
そんな著者が特別ではない10代の日常を丁寧に描いたのがこの作品であり、同郷*2であるわたしにはすごくグッとくる部分が多かったのです。


いま思えば、舞台挨拶での岩田監督の「特別な日々ばかりがきらめいていたわけではなく、いい日もそうでない日も全てがきらめいていたのではないかと思うのです」という言葉はすごくこの作品の本質をつかんでいたんだなと感心しています。

感想(本)


4. 恋するマドリ

恋するマドリ 通常版 [DVD]

恋するマドリ 通常版 [DVD]


引っ越しと言えば春ですよね?ということでチョイスしました。
新しい生活になじんでいく様子やそこから離れてまたあたらしい生活を始めるところは、すごく春っぽくて好きです。
わたし的にはベスト新垣結衣ムービーです*3

感想


5. うた魂

うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD]

うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD]


大勢で声を合わせて歌うというのが、なんでこんなにも心を揺さぶるんだろうかと不思議でなりませんでした。
人生の春とでもいうべき高校時代の魅力を、余すことなく描いているすばらしい作品でした。高校生に見えない人たちが「15の夜」を熱唱するところがすごく好きです。

感想


6. 四月物語

四月物語 [DVD]

四月物語 [DVD]

タイトルが既に春っぽさ満点なのですが、四月になって大学に入り新生活を送り始めた一人の女性を描いた本作は内容も文句なしに春らしくてすばらしい傑作です。主人公の名前も卯月という完璧さ。

実は今回挙げた作品の中でこの作品だけが唯一2006年以前に公開された作品です。
これは2009年の夏に新文芸坐岩井俊二監督作品のオールナイトが上映されたときに見たのですが、短いながらも強烈な印象を残しまして、観終えてからもしばらくは映画では描かれなかったその後のストーリーに思いを馳せてしまうような魅力あふれる作品でした。

松たか子はすごい!

感想


7. ソラニン

ソラニン スタンダード・エディション [DVD]

ソラニン スタンダード・エディション [DVD]


好きな人との出会いと大変だけど楽しかった日々。そんな中で突然訪れた別れ。
10代の頃のように無邪気に夢を語ることが出来なくなった日々のもどかしさや、自分は何も変わっていないのに周囲がドンドン変わってしまうことへのいら立ちや寂しさといったそんなやるせなさがすごくリアリティがあっておもしろかったです。


ちなみに、この作品は友だちのもりもりが舞台挨拶のチケットを取ってくれたので宮崎あおいさんや高良健吾君、あとはよくしゃべる桐谷健太君やサンボマスター近藤洋一さんが登壇するという非常に楽しい時間を過ごせたこともかなり作品の印象にプラスに働いています。


あと、本作の監督は現在公開中の「僕等がいた」の監督も務められている三木監督でして、監督の初めての作品がこの「ソラニン」になります。なんか演出がいちいちツボをついてくるんですよね。これからは三木監督作品というだけで、映画館に行く理由になりそうです。

感想(映画)


あと、映画がおもしろかったので観終えてから原作を買ってしまいました。
映画観た後に原作である書籍を買うことは何度かありましたが、マンガを買ったのはこれが最初で最後です。

原作もおもしろかったというか、実は映画よりも原作の方が好きになってしまいました。
ビリーが好きで好きでしょうがありません。芽衣子も映画よりも原作の方が好きだなあ。

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (ヤングサンデーコミックス)

感想(マンガ)


8. 時をかける少女

時をかける少女 通常版 [Blu-ray]

時をかける少女 通常版 [Blu-ray]

アニメの方も好きですが、私は実写の方がもっと好きなのでこちらをチョイスしました。

時間という大きな壁の前に離れざるを得なかった二人が、映像の中に映し出された桜並木を介して再びその想いをつなぐというそのロマンチックさにはもう何もいうことがありません。映像をとおして相手の気持ちの確かさを知るというシチュエーションは「虹の女神」をほうふつとさせられるのですが、こういう演出がわたしはすごく好きなんですね。

あと半泣きで走る仲里依紗が超かわいかったので、映画館に3回足を運んだのは内緒です。

感想


9. 春との旅

春との旅【DVD】

春との旅【DVD】


タイトルの春というのは季節の春ではなく主役のお爺ちゃんの孫の名前なのですが、とは言ってもたんなる言葉遊びでこの作品を選んだわけではなく春といったらこの作品はぜったいに外せません。


先日観た「しあわせのパン」のエントリーでも書きましたが、春というのは五行説では10代にあたる時期を指していて青春という言葉はそこからきています。そして生の始まりが春であるならば、生のおしまいは冬で表されて玄冬と呼ばれるそうです。

春との旅」は身寄りのなくなった老人が自らの縁者を頼って孫の春と旅をするというお話なのですが、苦しさと辛さとそして喜びのすべてが描かれたすてきな作品でした。最後まで観た時にこれほど幸せな気分になれる作品はなかなかありません。
ネタバレはここでは書きたくないので詳しくは一度ご覧になるか、リンク先の感想をご覧いただきたいのですが、本当にすばらしい作品です。


最初に冬は生のおしまいだと書きましたが、季節が冬から春へとまためぐるように、どこかで生が終われば別の生がまたどこかで始まります。冬はおしまいであるというだけでなく次の春の始まりでもあるわけで、そのおしまいをきっちりと描いていたところにわたしはすごく惹かれました。

春そのものというよりは、冬の終わりを描いた作品ですね。

感想


10. 高校デビュー

高校デビュー スタンダードエディション [DVD]

高校デビュー スタンダードエディション [DVD]


当時、その週の公開作品がこれしかなかったのでやむを得ず観に行ったのですが、これがびっくりするくらいおもしろくてすぐに二回目を観に行ってしまいました。主演の大野いとちゃんのぎこちなさをのこす演技は、マンガを原作とした作品っぽさを嫌味のないかたちで感じさせるよいエッセンスとなっていたし、彼女のコメディエンヌとしての魅力も十分発揮されていてたいへんよかったです。

高校に入学したことで一生懸命になりたい自分めざしてがんばろうとする姿がとてもキュートでした。

感想




実をいうともっとたくさんあるわけですが、あまり他の映画好きな方が勧めなそうな邦画をリストアップしてみました。
海外の作品ってバックボーンが違うので、春という微妙な季節感がわたしにはあまり感じられないというのもあるんですけどね...。それはまた別のお話ということで。


上でも書きましたがおすすめがあれば、コメント欄やブクマ、twitterで教えてください。
よろしくお願いします(ぺこり)


(関連リンク)

*1:こうやって書くと某虎舞竜のヒットソングの歌詞みたいですね...

*2:秋田県内という枠組みでみるとすごい離れているのですが

*3:ハナミズキ」も悪くなかったのですがあれは生田君の作品なので除外しました