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「マンイーター」見たよ


美しき大自然に囲まれたオーストラリアの世界遺産カカドゥ国立公園。観光客を乗せた人気のリバークルーズ船が突如水中からの“巨大な何か”に攻撃を受けて沈没。どうにか川に浮かぶ小島にたどり着いた彼らを、今度は満ち潮が襲う。やがて、対岸への脱出を図る彼らを狙って水中の超巨大な影が動き出し、ひとり、またひとりと、貪欲な牙のえじきとなっていく――。

マンイーター 映画作品情報 - シネマカフェ

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。


クルーズ船に乗って野生のワニを観察してたらワニに襲われたでござるというお話。
物語はたいへんこぢんまりとしたものですし話のノリもB級なのですが、丁寧な演出のおかげで緊張感あふれる楽しい作品となっていました。オーストラリアで人食いワニに襲われるという非日常的なお話ながらも、まるで我がことのように登場人物の危機的状況を親身になって心配してしまいました。


もうミアちゃんとかミアちゃんとかミアちゃんのことが心配でしょうがなかったです(おおげさ)。


こんなにドキドキしながら映画を観たのは「REC」以来じゃないかと思うくらい、逃げ出したい気分で鑑賞しました。
超怖かったけどとてもおもしろかったです。


さて。
なぜ本作はこのような没入感を演出出来たのか考えてみたのですが、おそらく前半30分の襲われる前の見せ方がうまかったのではないかなと思いました。

では、その冒頭30分がどういうものかというと、クルーズ船に乗っている人たちの姿をゆったりと見せていただけなのです。同伴者と仲良くしたり、写真を撮ったり、たばこを吸ったりとそれぞれがやりたいことをやっている自然な姿を見ていると、いつの間にか自分もその場にいるような気分になってしまっていたのです。


さらに現地のヤンキーみたいな兄ちゃんがクルーズ船を止めて旅行客に絡むシーンがあるのですが、あのシーンを観ながら旅行客と同じ「こいつうざいな...」という気持ちを共有したことで、さらに旅行客気分に没入していくことなったのです。


そんなわけで、ワニに襲われる前の一見何気無いシーンが観ている人の視点を旅行者に合せるように仕向けており、そのおかげで残りの60分は観ている人も旅行客といっしょに襲われている気分を味わうはめになったというわけなんですね。

襲われるその瞬間ではなく、そこに至る時点で既に勝負は決していたとも言えるわけで、この前振りのうまさはとてもよかったです。


とにかく気持ちいいくらいパクリといろんなものを食べてしまうワニのおそろしさに震えつつも、食べるとは言ってもさほどグロいシーンはなくて本当に丸呑みされたり一瞬で連れ去られるだけなので、グロ耐性のないわたしでも十分楽しめました。


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