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「ザ・マペッツ」見たよ


人間と“マペット”たちが、ごく普通に共存するありえない世界。かつてエンターテイメント界で一世を風靡した“ザ・マペッツ”が、カリスマ的な元スターのカエル、カーミットを中心に再び集結し、彼らの存在を忘れかけたハリウッドのショービジネス界に戦いを挑む。結婚間近の(人間の)カップルとの友情に支えられ、ザ・マペッツの史上最大にして予測不可能なハプニング満載の、華麗なるショーが幕を開ける――。

ザ・マペッツ 映画作品情報 - シネマカフェ


TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。

劇場に貼ってあったポスターがやけに目をひいたのと(↑の写真といっしょ)、本作と同じエイミー・アダムス+ディズニーというタッグで撮られた「魔法にかけられて」がすごく好きだったので観てきました。


上映前の予告で見かけることもなかったので作品に対する何の予備知識もなく観たのですが、これものすごくおもしろかったです。冒頭、人形のくせにペラペラとしゃべり、挙句人間みたいに振る舞うウォルターを観て「こいつなんで人間みたいにしゃべってんの?」と非常に戸惑ったのですが、人間と人形たちが共生している世界なんだと理解してからは一気におもしろくなって作品の世界に引き込まれてしまいました


いつまでも子どものようにまっすぐでピュアなままのウォルターや他のマペットたちの発言や行動、そして他の登場人物たちと繰り広げるありえない数々の出来事は、それがどんなにくだらなくても許せてしまうしそのことを受け止めてしまいたくなるのです。


これは、作中で何度もメタな視点を持ちだしては「ここは映画という枠組みの中にいるんだ」ということを暗に示していることと関係しているような気がしています。

つまり、物語自体は現実の世界を忠実に模してリアリティを演出しているのですが、一方ではこれはフィクションなんだよということもはっきりと提示しているわけです。そのような表現をすることで、現実とすごく似ているけれどでも決して同じではない人と人形が共存するパラレルな世界がどこかにあるんじゃないかという期待を与えてくれているわけです。

もしくは、この作品の世界自体をある人形劇であることを明示的に提示していると言ったらよいでしょうか。


まあどちらでもいいのですが、観始めて早々に感じていた「人形が人と同じように生活していることに対する違和感」は気づいた時にはもうどうでもよくなっていて、われわれと共存している仲間、友だちとしてマペットたちのことを観ていました。彼らが悲しくて泣けばわたしもいっしょに泣き、そして彼らがうれしくて笑えばわたしもいっしょになって笑ってしまいました。

まさか、あんなハンドメイド感あふれる人形とに、これほど情感を引きずり倒されるとは思っていなくて、とても悔しかったのは内緒です。


あと、この作品は異様にカメオ出演している人が豪華でして海外の芸能人にまったく詳しくないわたしでも知っている人が何人も出ていました。中でもエミリー・ブラントが出てきたときはあまりのうれしさに、思わず前のめりになってしまいました。エミリー・ブラント大好きなんです!

作品としてのおもしろさだけでなく、こういう脇の固め方もたいへん充実していたのもよかったです。


ただ、こんなにすばらしい傑作だったのに、観ていたのはわずか4人というお寒い状況だったことはとても残念でなりません。これ、今年のベスト10に入りそうなくらいよかったのにな....。近くで観られる人はぜひ観て欲しいですし、もし一人で観に行くのが恥ずかしいのであればいっしょについていくので観に行きましょう。


これ、とんでもない大傑作ですよ!



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