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「ラム・ダイアリー」見たよ


1960年、プエルトリコのサンフアンに、ジャーナリストのポール・ケンプ(ジョニー・デップ)が降りたった。ニューヨークの喧騒に疲れ果てたケンプは、神経過敏気味の編集長ロッターマン(リチャード・ジェンキンス)が運営する地元新聞「サンフアン・スター」紙に記事を書くためやってきたのだ。ジャーナリスト仲間に囲まれながら、ラム酒を浴びるように飲むという島の生活すぐに馴染んだケンプは、ある日アメリカ人企業家のひとりであるサンダーソン(アーロン・エッカート)と出会う。そして、彼の婚約者・シュノー(アンバー・ハード)との偶然の出会いから、彼女の類まれなる魅力に夢中になるが…。

ラム・ダイアリー 映画作品情報 - シネマカフェ

フォーラム那須塩原で観てきました。

プエルトリコの新聞社で働くことになったアメリカ人のケンプが、あるお金持ちと出会いその婚約者と仲良くなるけど...というお話。ストーリーは特におもしろいところもなく、お金持ちに振り回されちゃったっていうそれだけの内容なのですが、舞台となったプエルトリコの地に降り立って横でこの物語を見ているように感じられるほど現地の空気を肌で感じられる作品でした。なんて「現地の空気を肌で感じられる(きりっ」と書いてしまいましたが、過去にプエルトリコに行ったことがあるわけでもなくて、ただ、作品の中に入って物語を観ているようなそんな気分になったってだけなんですけどね。

臨場感というほどではありませんが、リゾート地の雰囲気を味わえたのはよかったです。


さて。
前にもどこかで紹介したことがあるのですが、私は「正義のミカタ」という本がとても大好きです。


正義のミカタ (集英社文庫)

正義のミカタ (集英社文庫)


この本の主人公である亮太は、あるサークルに捜査のために潜入することになるのですがそのサークルで不思議な人に出会うことになります。その人は素性も明かさず本心もなかなか見せないものの、善悪を問わなければ明らかに何か大きなことを為すことのできる人だと感じるような人なのです。そしてその人は「自分についてくればもっとすごいものを見せられる」と亮太を仲間に誘うのですが、その誘いにのることが周囲の仲間を裏切ることになると知った亮太はその誘いに応じるべきかどうか悩むのです。


いまの仲間を、いま信じる正義を追いかけ続けるべきか、それとも新たな力を求めて別の正義に乗り換えるべきか。


いじめられっこだった亮太は、この人についていけば自分も大きな力を手に入れられるかも知れない、いじめられっこだった自分から買われるかも知れないと思い悩むわけです。


能力のある人ほど、力をもつ人ほど自分一人で何かを為そうとするのではなく、自分に必要な能力を持つ人を敏感にかぎわけて仲間に引き入れようとします。そしてそういう人は仲間に引き入れる手口もとてもうまく、相手がもっとも望むものをこれまたきっちりとかぎ分けてそれをスッと提示するんですよね。


本作におけるサンダーソンもまたそのような人間であり、自家用ジェットをもつような大金持ちであり、既にあちらこちらに人脈をもっていて何かをやろうと思えば全部自分でも出来るはずなのですが、ケンプのもつ才をかぎつけて仲間に引き入れようと画策するのです。

サンダーソンの行動原理やパターンがいかにも力をもつ人っぽく描かれていたのがおもしろかったです。


そんなわけで物語の展開はわたし好みでしたし現地の空気も内包されていてよかったのですが、映画はまったくおもしろくなくて残念な2時間でした。



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