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「モンスター・ホテル」見たよ


モンスター・ホテル、そこは普段人間に目の敵にされているモンスターたちがリラックスして休暇を過ごすための、モンスターのための憩いと社交の場。そのモンスター・ホテルのオーナーであるドラキュラの箱入り一人娘・メイヴィスがあろうことか118歳のバースデーパーティ前夜に人間であるジョナサンとお互い一目ぼれしてしまい、世間から隔離して娘を育ててきた子煩悩のパパドラキュラは大パニック!おりしもパーティのため集まった世界中のモンスターたちを巻き込んでの大騒動に発展し…?

モンスター・ホテル 映画作品情報 - シネマカフェ

MOVIX宇都宮でハホ*1と観てきました。

先日、ハホといっしょに「ファインディングニモ3D」を見た時にこの作品の予告を見たのですが、割とおもしろそうだったので2人で観に行ってきました。子どもの自立とそれに伴う親の苦悩を描いた作品でしておもしろかったです。親子の関係という、ストレートに描いてしまうとやや重くなりがちなテーマでしたが、人間ではなくヴァンパイアという見た目は人間に近いモンスターに置き換えて描くことで普遍性をもたせながらもコミカルに軽いタッチで受け止めやすくまとめられていたのはとてもよかったです。

ハホも話の内容をスッと呑み込めたようでおもしろかったと言っていましたし、ところどころケタケタ笑いながら楽しそうに観ていました。

また、立体感ではなく臨場感重視の3D映像はスクリーンと現実の境目を見事に無くしてくれていて、まるで作品の中に入り込んだような気分で観ることができました。先日「メリダとおそろしの森」を見た時に思ったのですが、3Dってある程度の画面の暗さが許されるようなシチュエーション(ホラーとかそういうジャンル)と相性がいいんじゃないかと思っていて、この作品もそのパターンにマッチしていたように感じました。

3Dだというだけではなく映像そのものもおもしろく工夫されていましたが、そこに3D映像が効果的に組み合わさることによってとてもよい映像になっていたと思いました。


ただ....。

ひとつだけどうしてもダメだったのがジョナサンの吹替え。
"チャラい若者"という設定でしたので間違っているとは言いませんし、それにオリラジの藤森をキャストすることも自然だと思うのですが、だからといって現実世界のキャラクターをファンタジーな世界に配置することが正しいとは思えないんですよね。


ジョナサンを現代の若者然とさせたいのであれば、セリフそのものをチャラくすればいいのであってあのしゃべり方をあえて作品に適用しなくていいと思うんですよ。そしてそれを持ち込んだことがこの作品にプラスになっているかいうとぜんぜんそうなっていないと思っていて、むしろ観ている人がこの作品の世界観を受け入れるという最初の大事な部分を握りつぶしたとさえ感じています。

普段、アニメーションについては字幕よりも吹替えで見たいと思っていたのですが、この作品については字幕で観たかったなとつよく思いました。本当にいい作品だったのに残念ですよ....。


あとジョナサンの吹替えがダメと言ったけど、それは別にオリラジの藤森がよくないという話ではなく、彼のキャラクターを無理やり作品に突っ込んだところがよくないんですよ。話が進んでジョナサンの作り物めいたキャラクターが大人しくなるにつれて、ジョナサンの声もキャラもどんどん作品になじんでよくなっていったのをみればそれはもう明らかでして、このキャラづくりを演出した人はこの失敗をものすごく反省して欲しいです。


おいしいお米があったのでそれを食べようとしたら、食べる直前に味噌汁ぶっかけられたようなそんな残念な作品でした。


公式サイトはこちら

*1:長女