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「ゼロ・ダーク・サーティ」見たよ


2011年5月2日に実行されたオサマ・ビンラディン捕縛作戦、さらに暗殺。2001年9月11日からその日まで、実際にはどんな計画が立てられ、何が行われてきたのか。“9.11” から10年経ったいま、真実が明かされる――。

ゼロ・ダ−ク・サーティ 映画作品情報 - シネマカフェ


MOVIX宇都宮で観てきました。

にっくきテロリストたちのボスであるビンラディンを捕獲するか、もしくはぶっ殺しちまおうぜ!とCIAを始めとしたアメリカの人たちが鼻息荒く探し出そうとするお話でしたが、終始緊張感に包まれたとてもよい作品でした。ビンラディンを捕まえようと活動する場所がそもそも敵地の真ん中であるが故に必要な情報も満足に手に入らないし、情報が入ってきてもそれが本当かどうか判断するのさえ困難であるという状況はとにかく絶望的であるとしか思えません。

周りを見渡せばそこかしこにテロリストやその仲間たちの監視の目があって思うように動けないし、ちょっと情報が入ってきて調査に進展がありそうだと思うと、その希望の芽はあっさりとつぶされてしまいます。光を求めて闇の中を必死でさまよい、やっとの思いで光がもれている穴を見つけて近寄ろうとしたらあっさりとその穴が埋まってしまう、本作を観ているとまるで賽の河原で石積みをさせられているような気分になってしまうのです。


たしかに現実の出来事の多くはがんばったからといって報われるものではないし、むしろ徒労の方が多いのではないかとわたしは思います。本作は徹頭徹尾ドラマチックな展開を排除して、現実世界で起こりうる徒労をきっちり描くことでリアリティを積み重ねたように感じました。そこがわたしはすごいなと感じたし、物語にカタルシスがなくてもおもしろいものはおもしろいと感じることができるんだなと心底実感しました。





そういえば、この作品を観に行っていちばんおどろいたのは途中で帰る人が多かったことです。

以前、「ファイナル・デッドサーキット」を観に行ったときにはその残酷な映像に耐えかねたのか出ていく人がいましたし、何の映画か忘れましたがちょっとトイレに行ってくるわみたいな顔をして出て行ったお爺ちゃんがもう帰ってこなかったということはありました。覚悟していたよりも怖くて帰りたくなったのかも知れませんし、はたまた何か予定が入ってしまって帰ったのかも知れません。同じ時間、同じスクリーンで何十人、何百人の人が同じ映画を観ているわけですから、中には途中で帰りたくなる人や帰らなければならない用事がある人がいてもおかしくないとは思います。

けれど、それにしたって今回は多かった....。

上映開始1時間くらいしたら前方に座っていた二人組が不意に立ち上がって帰って行き、それに触発されたのか隣に座ってた中高年夫婦のうち、おばちゃんが「あたしももう飽きた」と言い出して出て行ってしまいました。その後もちょこちょこと出ていく人がいて、結局10人近くが出て行ってしまいました。


たしかにドラスティックな変化があるストーリーではありませんので飽きてしまうのもやむを得ない気はしますが、でも途中で帰りたくなるほどつまらなかったとは思わなかったのでびっくりしました。


ただ、自国(アメリカ)をめちゃくちゃにしたテロリストたちのボスを捕まえるという話なので、もっとドラマチックな展開を期待して観に行った人もいたでしょうし、そういう人にとってはたしかに耐えられないくらいおもしろくなかったかもな....と


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