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「貞子3D 2」見たよ

映画


謎の大量死を引き起こした「呪いの動画」事件から5年。安藤孝則と鮎川茜の間には一人娘・凪が生まれていた。出産後に茜は死亡し、孝則は妹の楓子に凪をあずけ、身を隠す。その頃、「呪いの動画」による死亡事件が再び頻発する。楓子はその死は必ず凪の周りで起こっていると気付いた。自ら5年前の事件を探り、当時の首謀者で死刑囚の柏田清司に面会した楓子は“貞子”、そして “貞子の子”について聞かされる。そして知る、「呪いの動画」、茜の死と凪に関わる驚愕の事実…。

貞子3D2 映画作品情報 - シネマカフェ

今回は映画とスマートフォンの連動という初めての試みであるスマ4D版で観てきました@TOHOシネマズ宇都宮。

前作「貞子3D」は、ストーリーはいまいちでしたが怖さを感じる工夫がいくつか散りばめられていてホラー映画として見るに堪えるものでしたし、3Dの使いどころも効果的で個人的には悪くないと思っていました。もちろん2回、3回の鑑賞に堪えるようなものではないけれど、テレビから這い出てみんなを恐怖に陥れていた貞子が、インターネットという新たな活動の場を得て人間を恐怖に引きずり込む場所をもう一段階拡大するのはとてもいいなと感じました。

こういう今っぽさを自然に取りこんで見せる部分こそがこのシリーズの魅力だと思っているのですが、今回のスマ4D版は作品の中に現代っぽさを感じさせる工夫をこらすのではなく、観客自身がスマートフォンという今っぽさ満載のデバイスを使って作品を楽しむというとてもユニークな試みでして、時代の空気を作品に取りこみ続けてきたこのシリーズにぴったりだと観る前から思っていました。

まず、このスマ4Dはどうだったのか?というととてもよかったです。

「不意にバイブレーションさせて観客の気を引く」というのは何となく予想していましたが、電話をするシーンではスクリーンの中で使われてる電話に成り代わって会話を聞かせてくれたり、スクリーンに映っていない補足情報をちらりと見せてくれたりとかなり工夫がこらされていました。

残念ながら同じようなものが続いたために上映時間の最後の方には飽きてしまったためにまだまだ改善の余地はあると思いますが、映画を楽しむひとつの要素としてスマ4Dの取り組みはすごくいいなと思いました。観る前は「上映中に携帯をONにするなんて!」と思っていましたが、観終えたときにはこれはこれでアリだなと考えが180度変わっていました。


ちなみに100分の上映時間中、ずっとアプリを起動しっぱなしにしていましたが、開始時は88%あったバッテリーが観終えた時には61%まで減っていました*1。2時間つけっぱなしでバイブの回数が多かったわりにはバッテリーが減らなかったなと感心しましたが、観終えて「きっと最初にやらされた機内モードへの切りかえって着信を防ぐというよりもバッテリーの節約のためだったんだろうな」と確信しました。うまい工夫です。

Wi-Fiはともかくモバイル通信をONにしておくとバッテリーがかなり減るので、機内モードへの切り替えというのはいい案だと思います。



そんなわけで新しい試みはよかったのですが、映画自体の出来は本当にひどすぎてもう観ていられないとしか言いようのないものでして言葉を失うしかありませんでした。ホラー映画なので恐怖を感じさせる表現が大事なのに、"怖い"ではなく"びっくりさせる"ことばかりに終始していてがっかり。「クロユリ団地」を観たときにも思ったのですが、"驚く"ことと"怖い"と感じることってまったく別の要素だと思うのですがこれが一緒くたになっている作品ってわりとよく見かけるんですよねー。
びっくりさせようとするだけのホラー映画って本当におもしろくないですし、ホラー映画と喧伝するのであれば怖がらせることをさぼらないでほしいです。


あと、そもそもお話がおもしろくなくてね....。それは観る前からわかってたのでそこは責める気になりませんがちょっとひどかったです。

くわえて後半部分は前作未見の人にはまったく意味不明なんじゃないかと思うし、そのあたりをサポートするために冒頭で前作の復習を流したりというひとくふうがあってもよかったんじゃないかと思います。


スマ4D版は一度は体験してみる価値があると思うしそれはお奨めしたいのですが、通常の3D版であれば観る価値ゼロなのでスルーして別の作品を観るべきだと思います。「前作が好き過ぎて続きが気になる!」とか「瀧本美織が観るためなら3食抜いてもいい!」と言われたら止めませんが、そうでなければただの地雷でしかありません。



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*1:わたしはXperia Zを使っています