読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画館へ行こう

映画館で映画を観るのが大好きです

2015年に映画館で観た中でおもしろかった映画トップ15

f:id:itotto:20151115170837j:plain
# 神戸空港へ向かうポートライナーから撮影


今年観た一番きれいな夕日です。


さいきん映画館とはすっかり疎遠になりつつあるいとっとです。
ここ数か月は映画を観ている時間よりも走っている時間の方が長くなっていて、観たかったのに観ないまま劇場での上映を終えた作品が死屍累々としております。走るだけならまだしも、ここしばらくは仕事もちょっぴり忙しくてそれも映画館から足を遠のかせています。


昨年末あたりから映画を観ても感想を書かなくなってしまったのでもうぜんぜん映画を観ていないと思われているようですが、かなり減ってはいるもののそれでもそこそこ映画館には足を運んでいます。今年観た作品は88本なので昨年の7割くらいまで減っちゃいましたが...。


さて。

2015年もあと2週間足らずとなりましたので今年観た映画の中からおもしろかった作品のトップ15を選びます。
15本にしたのは2015年にちなんで...というよりも10本に選びきれなかったので2015年にかこつけて15本選びました。

おもしろかった作品15本


おもしろかった作品15本は以下のとおりです。順番は印象につよく残った順番です。


  1. 陽なたのアオシグレ
  2. シンデレラ
  3. 6才のボクが、大人になるまで
  4. コードネーム U.N.C.L.E
  5. IMAGINE
  6. 海街diary
  7. フランシス・ハ
  8. キングスマン
  9. ヒロイン失格
  10. I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
  11. マッドマックス 怒りのデス・ロード
  12. アントマン
  13. アデライン、100年目の恋
  14. アリスのままで
  15. 海にかかる霧

入れようか悩んだのは「祝宴!シェフ」「幕が上がる」「さいはてにて」「はじまりのうた」「フォーカス」「ジョン・ウィック」「マイ・インターン」「俺物語!!」「ピースオブケイク」「プリデスティネーション」です。どの作品も選んだ作品と並ぶくらいよかったのでおすすめです。


1位 陽なたのアオシグレ


2015年は素晴らしい作品がたくさん公開された一年だったのですが、じゃあ一番印象に残ってる作品はなに?と考えてみたらこの作品でした。

この作品は「台風のノルダ」という作品と同時上映された作品でして、過去に別の作品といっしょに一度公開されたことがある作品です。もともとは「台風のノルダ」が観たく観に行ったのですが、観てみたらこっちの方がだんぜんよくてめちゃくちゃ気に入ってしまいました。

物語の大半はしょうじきわたしの苦手なタイプの話なんですが、中盤以降のあるシーンがすごくよくてもうここだけ何度も何度も見たくなるほどグッとひきこまれてしまいました。大好きなスピッツの「不思議」が使われてるだけでもかなりポイントが高かったのですが、実写ではなくあえてアニメーションを表現媒体として選ぶことに対するひとつの答えだと思いながら鑑賞しました。


YouTubeに予告が上がっているので興味がある人はぜひ見てみてください。


2位 シンデレラ


誰もが知っている名作の実写化でしたが期待して以上にすごいよかったです。

衣装がとにかくステキだったのとほんとうに魔法を使ってるんじゃないかと思ってしまうほどよくできた映像もよかったのですが、とにかくよかったのがシンデレラが幸せになるラストに向けて丁寧に前振りが積み重ねられていたところです。継母に理不尽にいじめられていたシンデレラが最後は誰よりも幸せになるというところにカタルシスを得られるようにひとつひとつのシーンが積み上げられていて観ていてめちゃくちゃイライラさせられて、そしてその分そのあとにおとずれる喜びは最高でした。

この作品で一番好きなシーンは舞踏会に参加したシンデレラが大広間に入ろうとする直前のドキドキ感あふれるシーン!あそこはもう最高でした。これまで苦労に苦労をかさねたシンデレラが幸せになる第一歩を踏み出すんだなと思ったらうれしくてうれしくてもう大広間に入る前から泣きそうになっていました。というか泣いてましたね(笑)


3位 6才のボクが、大人になるまで


主人公の少年が、実際に6才から18才になるまでの時間経過に合わせて撮られた作品でして本人の実年齢の変化を撮ったとてもユニークな作品です。
リチャード・リンクレイター監督はわたしが大好きな作品である「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」の監督でもあるのですが、こういう物語の中の時間経過と現実の時間経過をマッチさせる手法が完全にわたしのツボです。12年もかけてひとつの作品を撮るなんて誰もこんなの真似できないと思います。


4位 コードネーム U.N.C.L.E

f:id:itotto:20151121234512j:plain


ギャビーは60年代の衣装がすごく似合ってたしめちゃくちゃかわいかったけど、やっぱりアミハマにはかなわなかったですね。
アメリカとソ連のスパイがいやいやながらも手を組むっていうシチュエーションだけでもおもしろそうなのに、その期待を5倍くらい上回るおもしろさでした。ソロとクリヤキンとギャビー3人のやり取りをずっと観てたいです。


こんなに続編ありげに終わってるのになんで続編ないんだーーーーーー!(涙)


5位 IMAGINE

目の前にあるのにそれがどういうものなのかを見ることができないもどかしさが見ていてすごく伝わってきたし、目の見えない人たちが見ている「光ではなく音が見せてくれる世界の姿」もこの作品をとおして見ることができました。

「IMAGINE」見たよ - 映画館へ行こう
6位 海街diary


ひさしぶりの是枝監督作品でしたが、「歩いても 歩いても」と同じくらいよかったです。
死ぬ前にふと自らの人生を振り返ったときにまっさきに思い出すような、そんな特別な出来事をふつうに描いた傑作でした。


7位 フランシス・ハ

そしてわたしがこの作品というかフランシスのことがすごく好きだなと感じるのは、一見空気がまったく読めないようにも見えるフランシスも実はものすごい自分を取り巻く空気に敏感であるという点です。年齢相応に見えないと言われたら少し傷つくし、誘いを断られたら「いーよいーよ」と気にしていないように言いながらじつはやっぱり傷ついています。

大胆で奔放に見えるけど実はすごく繊細というところがとてもリアリティがあるなと感じました。

「フランシス・ハ」見たよ - 映画館へ行こう
8位 キングスマン

f:id:itotto:20151218024251j:plain


今年がスパイ映画豊作の一年であることには異論がないと確信していますが、その中でもちょっと変わった、でも異様におもしろくて強烈な印象を残したのがこの作品でした。悪ノリも度が過ぎればわりとふつうにおもしろくなってしまうんだなと感心してしまいました。

9位 ヒロイン失格

f:id:itotto:20151218024049j:plain


中途半端に笑いを狙いにきている作品は好きじゃありませんが、こういう針の振り切れた作品はもう大好物です。
本作の監督である英勉監督は、以前にも「高校デビュー」という作品でこんな感じの作品を撮っているのですがそちらもめちゃくちゃおもしろかったのでおすすめです。こういうやりすぎコメディをもっと映画館で観たい!



10位 I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE

f:id:itotto:20151210232832j:plain

チャーリー・ブラウンもまたそういったギャップの大きさに悩んでいるのですが、彼はそのギャップから決して目を背けることなくいつも現実の自分と向き合っています。いつもドジばかりで周囲から尊敬を得られていないんじゃないかと悩む姿には共感をおぼえる一方で、そんなふうに悩んだり不安を抱えていることをごまかそうとは決してせずにありのままの自分で勝負し続けることにはとても真似できないなと思ってしまうのです。

「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」観たよ! - 映画館へ行こう
11位 マッドマックス 怒りのデス・ロード


f:id:itotto:20150702225546j:plain




12位 アントマン

f:id:itotto:20151218024215j:plain


映画としては文句なしにすごいおもしろかったのですが、それ以上にリアルなアリの生態を正しく再現していてアリマニアからのウケもいいという話を聞いたときに感じた言葉にしがたい感動というか衝撃が大きかったのでトップ15に選びました。そういう「わかる人にはわかる」というところにこだわっている作品大好きです。


13位 アデライン、100年目の恋

ちなみに、わたしがこの作品ですごく好きなシーンは「やっと出会えた自分が年をとることができない人間なんだと打ち明けようと思ったくらい好きになった男性のお父さんが実は40年前に付き合っていたすごく好きだった人で、お父さんも彼女のことがすごく好きだったので忘れてなくて、そんなお父さんの前に40年前と変わらない彼女が出てきたもんだからものすごく動揺して、動揺しすぎたのか興奮しすぎたのか40年前の彼女との思い出をのろけだしたら横にいた奥さんにブチぎれられるシーン」です。

「アデライン、100年目の恋」みてきた - 映画館へ行こう

過去の女性関係で奥さんがキレるというシチュエーションはなんかいたたまれなくて見てられなくてそれがすごくたまらないです。


14位 アリスのままで

この作品は優秀な言語学者が若年性のアルツハイマーによってすべてを忘れていってしまうという物語であり、その過程を丁寧に描いた作品です。この作品が描いている内容はまさにわたしが恐れていた出来事そのものなので観る前はかなりビビっていたのですが、実際に観てみたらたしかに忘れてしまうことはとても怖くて悲しいことだと実感できたのですが、一方で「忘れてしまうことよりも忘れられてしまうことの方が怖いし悲しい」ということもつよく感じました。

「アリスのままで」見たよ - 映画館へ行こう
15位 海にかかる霧



ふだんから悪いことをしている人はちょっとやそっとの悪事では身を滅ぼすことはないのに、ふだんはまじめに生きている人がちょっと悪事に手を染めただけですぐに身の破滅を迎えるという現象にはなにか名前を付けたいです。


総合ランキングのまとめ


表にまとめます。

順位 タイトル
1位 陽なたのアオシグレ
2位 シンデレラ
3位 6才のボクが、大人になるまで
4位 コードネーム U.N.C.L.E
5位 IMAGINE
6位 海街diary
7位 フランシス・ハ
8位 キングスマン
9位 ヒロイン失格
10位 I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
11位 マッドマックス 怒りのデス・ロード
12位 アントマン
13位 アデライン、100年目の恋
14位 アリスのままで
15位 海にかかる霧

まとめ

f:id:itotto:20151108135630j:plain
# さいきんお気に入りの福島空港


わたしは2006年の夏から映画館で映画を観始めたのですが、2007年以降はずっと年間100本以上の映画を観続けてきました。
今年は2006年以来、初めて年間100本を割ることになりそうなのですがそのことがすごくさみしいと感じる一方で映画館で映画を観ることにこだわりつづけてきた呪縛のようなものから解放されたような心地よさも感じています。結局、どんなにがんばっても1日は24時間以上にはならないし、やりたいことが増えたらなにかを減らすしかないという当たり前のこととやっと向き合えています。


映画館で見る映画はほんとうにおもしろいし大好きなんですが、来年も今年くらいの頻度で映画館通いして映画館といい距離で付き合えればいいなと思っています。