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「監視者たち」見たよ


ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)はずば抜けた記憶力と鋭い洞察力、そして驚異的な集中力を備えた新人刑事。そんな彼女が配属されたのは、韓国警察特殊犯罪課(SCU)内でも凶悪犯の“行動監視”を専門とする部署。上司のファン班長(ソル・ギョング)は荒っぽく無茶な要求も多いが、人情味にあふれ、動物的な感覚の持ち主として知られていた。サンジュンとユンジュ、そして監視班のエース、リス(ジュノ)は、武装犯罪グループの冷酷なリーダー、ジェームズ(チョン・ウソン)の追跡捜査を通して、徐々に絆を深めていく。しかし、ジェームズは抜群の頭脳と高度な戦略で、彼らの監視網を毎回くぐり抜け、次々と完全犯罪を成し遂げてしまう…。

監視者たち 映画作品情報 - シネマカフェ


いまから2年ほど前に仕事で韓国へ行ってきました(当時書いたエントリー)。

わずか3日間の滞在でしたがあらゆるところで日本と韓国の国民性の違いみたいなものを感じたのですが、ざっくりと印象の違いをまとめると「石橋を100回叩いても渡らない日本」と「橋が壊れてもいいからとりあえず渡ってみる韓国」、「よい目標を立てることを重んじる日本」と「立てた目的を達成することを重要視する韓国」という感じでした。

日本生まれ日本育ちのわたしから見たら「リスクはあるけどとりあえずやってみようぜ!」という韓国のノリにはちょっとついていけないなと感じたのも事実ですが、逆に相応のリスクがあることを一度受け入れてしまえば大抵のことは何とかなるもんだということはちょっとした発見でした*1

日本と韓国の国民性の違いなんて知っていたつもりでしたが、いざ目の前でその違いを五感で体感するとより具体的にお互いの違いがはっきり見えてきておもしろいなと感じたし、他の国のことを深く知ることで自国のよさとかまずさも相対的にわかってくることがとても興味深かったです。

韓国でいろいろ見せてもらった中で一番印象に残ったのが、街のあらゆるところにカメラを設置して集中監視センターで24時間365日監視をしているという施設を見せてもらったことでした。いまどき監視カメラなんてめずらしくもないというか、日本でも繁華街に設置して監視しているところもあるのですが、あれだけ膨大な数を設置してそれを常時監視し、事件が起こったことを確認したらすぐに警察を派遣するというところまでやっていることにはびっくりしました。

これだけの規模の監視を日本でやるとなると、「勝手に録画されるのはプライバシーの侵害だから困る」という意見が出て頓挫しそうな気がしますし、実際に韓国でもそういった声が大きかったようです。が、「カメラが設置されている場所を全部公開する」ということを条件に推進という名のゴリ押ししたそうでして、写す場所を公開するから嫌なら通るなってことなのか!とその強気な姿勢にちょっと感動しました(笑)


話がいきなりずれてしまいましたが、本作は韓国警察特殊犯罪課で凶悪犯の行動監視を行うメンバーがある犯罪グループを追いかける様子を描いた作品ですが、犯罪グループのボスがなかなか頭が切れるうえに暴ももちあわせているという非常に魅力的なキャラクターでして、果たしてこんなすごい敵に勝てるのかどうか最後まで冷や冷やしっぱなしでした。

現場に一切手がかりを残さない犯人たちを追跡するために街中の監視カメラを観るというシーンがあるのですが、カメラにもまったく有効な情報は写っておらず調査は暗礁にのりあげてしまいます。あれだけたくさんのカメラを街中に設置しながらも具体的な証拠を得ることができないのかとちょっと不思議に思ったのですが、そういえばそもそもカメラがどこにあるのかは公開されているために犯人は決定的な映像を残さないように立ち回ることも簡単にできるのかとふと2年前に聞いた話を思い出していました。

2年前に話を聞いた時はなんとも思っていなかったのですが、時を超えてわたしの役に立ってくれました。
ありがとう、韓国。


さて。本作で優秀な新人捜査員ハ・ユンジュを演じるのはハン・ヒョジュ



彼女は一度観たものは忘れないし思い出せるというスキルがあるのですが、その力と洞察力を駆使することで、数多の監視カメラができなかった犯人逮捕への手がかりを見つけてみせるのです。かわいいし優秀だし最高だな!と興奮しながら観ていたのですが、そういえば最近どこかで彼女を観たなー、でも韓国の映画しばらく観てないしなーとあれこれ考えていたのですがそういえば「デビクロくん」で見かけたのでした。

帰ってきてから調べたら最近日本の芸能事務所と契約を結んだらしいので、これからもちょいちょい見かける機会が増えるかも知れません。楽しみです!


最後まで気の抜けないすごいおもしろい作品でした。


@宇都宮ヒカリ座で鑑賞


ちなみにこの作品で2014年の映画納めをしてきました。
すごくいい映画だったのでよい一年の締めくくりなりました。2015年もたくさんのよい作品に出会えますように。


公式サイトはこちら

*1:中には何ともならなかったものもあるので全面的に韓国のやり方に賛成というわけではないのですが