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映画館で映画を観るのが大好きです

「ジュラシック・アイランド」見たよ

映画


ルーカスは地質学者の父を持つ、恐竜が大好きな少年。 ある日、離れて暮らす父の元へ向かう途中、おばあちゃんの家に立ち寄ると、そこで不思議な水晶を見つけ、好奇心から思わず持ち出してしまう。 心配する母を残して、ひとり飛行機へと乗り込むが、離陸後、持っていた水晶が怪しく輝き出すと、飛行機は時空の歪みに巻き込まれて、どこかの島へと不時着する。 そこで、目を覚ましたルーカスが見たものは、なんと、6千5百万年以上前に絶滅したはずの恐竜たちが住む世界だった…。

ジュラシック・アイランド 映画作品情報 - シネマカフェ


(注意)
本エントリーは物語の結末含め、すべてに言及しているので未見の方はご注意ください。


予告がとてもおもしろそうだったので観に行ったのですが、予想外にひどい出来の作品でして観終わっても立ち上がる気になれないほどでした。エンドロールが始まった瞬間に「こんなひどい映画久しぶりに観た」「他の観ればよかった」と言いながら隣に座っていたカップルが早々に立ち去り、あちこちでざわざわと空気がざわついているのを観ていたら、おもしろくなかったのは自分だけじゃなかったのかとちょっと安心しました。


冒頭で主人公ルーカスのキャラクターを早々に明確にしてすぐに冒険へと旅立たせる強引さはいかにも子ども向けの冒険譚といった印象を受けましたが、その手際の良さにこれから楽しい冒険が始まるんじゃないかという期待を煽られました。というのも、わたしの数少ない経験だと冒険への旅立ちの理由を長々と語る作品というのは理屈っぽくておもしろくないことが多く、逆に「理由なんてなんでもいいからとりあえず旅立っとけ!」くらい強引な方がワクワクすることが多いのです。

後者の例としてはドラえもんの大長編(海底鬼岩城とか大魔境とか)が該当するのですが、観たいのは冒険そのものであって前置きはどうでもいいんだよっていう話なんですよね。物語を組み立てる人の気持ちを考えれば「なるほど、こういう理由で冒険に行くことになるのか」という説得力をもたせたいっていう気持ちも分からなくはないのですが、実際に観る側の気持ちとしてはそういうのはいらないかなと。

だって観たいのは冒険そのものであって、冒険へのモチベーションがどうやって生まれたのかではないのですから。


その点については本作はすごく分かっているというか、恐竜たちの住む世界へと物語の場をさっさとうつしてしまったのはよかったなと思ったのですが、その後がひどくてとにかく最低でした。文章にするのがおっくうなのでとりあえず箇条書きにします。

  • 映像が安っぽい
    • CGがとにかくチープ
    • 予算がつかなかった?
    • きれいに見えるところもあるけれど動くと粗が見える
    • そこらへんの科学館の展示の方がマシかも知れないと思った
    • でもたまにものすごいきれいなところがあってそのギャップにもちょっとびっくりしたw
  • 演技が下手過ぎる
    • 主人公2人の演技がちょっと目も当てられない感じ
    • 海外の映画でこんな演技のへたくそな作品は初めてみました
  • 緊張感が足りない
    • 恐竜に襲われたりピンチに陥っても緊張感ゼロ
    • 恐竜と追いかけっこしてほぼ毎回逃げ切れるのってどうなの?*1
    • 原住民に捕まったとき木の檻に閉じ込められて「どうしよう...」となってたのに上に穴が空いてて普通に逃げることができて吹いたw
    • ピンチが笑いどころでしかない
  • 話がボロボロ
    • 設定がかなりアバウト
      • 水晶がなぜ音に共鳴して時空に穴を開けることができるのかわからず
      • あの島はどういう理由でできたものなのかもわからず
      • そもそもなぜあの小さな水晶で島に移動できたのかわからず。偶然?
      • 小さな結晶で飛行機をタイムスリップさせられるのであれば、人ひとり帰るのくらいできるのでは?
    • ラストで現代に戻ろうというときに日記を落としてしまったケイトが取りに戻るところもかなりおかしい
      • 「日記がないとここでの研究が全部妄想みたいに扱われる」と言ってたけど、日記なんて所詮は個人が書いた記録なんだからそれが恐竜の住む世界があるという話の信憑性になるというのはおかしい
      • むしろそんな日記を公開したらよけい頭がおかしいと思われるのでは...。
      • ただ、最終的には日記のおかげで研究者として成功できたわけだから間違った意見ではないんだけどでもかなり微妙
    • 冒険前後の話について、その間の整合性を取る気が無い
      • 飛行機がタイムワープしたことは現代ではどういう現象としてとらえられていたのかはっきりせず
      • さらに戻ってきたときの状況も全く説明なし
    • オチはだいたい予想できたけどかなり微妙
      • ケイトは実はルーカスのおばあちゃんで、島での研究のおかげでノーベル賞を受賞することになったらしいんだけど...
      • ノーベル何賞なのかわからないけど該当する賞ないよね?
      • 物理、化学、医学生理学、文学、経済学は違うだろうし、まさか平和賞?w
      • 「あなたの研究に対して批判もあるようだが」という質問に対する答えが「○○*2はいます!」というトンチンカンな回答でまったく意味が分からなかった


今年に入ってからは映画を観に行く時間があまり取れなかったので極力地雷と思わしき怪しい作品は回避するようにしていたのですが、まさかこんなふうに踏むことになるとは思ってもいませんでしたね...。


@TOHOシネマズ宇都宮で鑑賞


公式サイトはこちら

*1:恐竜に追いつかれたのって最初の1回だけって...。

*2:名前が長過ぎてわすれたけど、日記でつぶした虫のことだったはず