映画館へ行こう

映画館で映画を観るのが大好きです

「俺物語!」見たよ


主人公・剛田猛男(鈴木亮平)は高校1年生。全く高校生には見えない顔面と巨体の持ち主 、かつ豪傑・硬派なまさに純日本男児。いかつい風貌と不器用さで女子から恐れられているが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で男子からの信頼はアツい! これまで好きになった女の子はみんな、猛男のマンションの隣に住む 超イケメン・砂川誠(坂口健太郎)のことを好きになった。猛男も砂川のことを素晴らしい男だと認めていたので、そうなることも仕方のないことと思っている。タイプは違えど、猛男と砂川は親友なのだ。ある朝、猛男と砂川は街中でしつこくナンパされている女子高生・大和凛子(永野芽郁)を救い、猛男は大和に一目惚れをしてしまう。再び会うことになったある日、ふとした大和の言葉で「大和は砂川のことが好きなのだ」と猛男は気づく。落ち込みながらも大和のために一肌脱ぎ、仲を取り持とうとする切ない猛男だったが――。

俺物語!! 映画作品情報 - シネマカフェ

鈴木くんが30kgも体重を増やして役作りをして撮影に臨んだということで話題になっていた本作ですが、その役作りの成果が作品の出来に反映されているとてもよい作品でした。鈴木くん以外のキャストもすごく作品の世界観になじんでいたためにスッとこの作品の世界に入り込めたし、凛子と猛男のくっつきそうでくっつかないあの微妙な距離感へのもどかしさを演出するためだけに組み立てられたストーリーはとてもシンプルだけど不自然さを感じさせるところもなくてとてもよかったです。

個人的には決定的に悪い人が出てこなかったのもすごくよかったなと思ったし、小さな範囲で収まるこじんまりとした話でしたが2時間楽しく鑑賞することができました。


この作品は凛子と猛男がくっつくまでの物語であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
いろいろと寄り道はしますが基本的にはただそれだけのお話です。


しつこいナンパに困っていた凛子を持ち前の正義感から猛男は助けるのですが、そのことで凛子は猛男に好意を抱いて近づいていき、おいしいお菓子や食べ物を武器にアプローチをかけるのです。ところがその豪快な容姿ゆえに女性から好意を寄せられたことのなかった猛男は、凛子の好意を自分の友人への好意と勘違いして自らは身を引こうとしてしまいます。

凛子は精一杯好意を伝えているつもりなので「猛男は自分の好意に気付いているはずだ」と思い込み、猛男は猛男で「これは自分に好意があるからやってくれているのではなく、自分の友人に対する好意からやっているんだ」と思い込んでしまいます。

出会ったときから二人は両想いだったのに、たった一言「好きだ」という直接の言葉がなかったがために気持ちはどんどんすれ違ってしまいます。もしも...というのも無粋な話なのですが、もしも凛子が最初から「猛男が好きだ」と本人に目を見て伝えていればこの作品は10分くらいで終わることになるくらいのお話しなのです。

でもこういう「相手はわかってくれているはず」「こういうことなんだろうな」という思い込みが事態を複雑にするのってすごく10代の人たちの話っぽいというか、あの場で一言でも言えたらその後の状況・結末はぜんぜん違ってたはずなのに...ということって10代のころには本当にたくさん経験すると思います。

わたしも似たようなことを何度か経験したし、こういう経験をとおして「どんなに言いにくくても言わなきゃいけないときがある」ということをみんな学んでいくんだろうなと思うのです。

猛男と凛子のやり取りにすごくやきもきしましたがその焦れる感じも含めてとてもおもしろかったです。


そういえばさいきんよく見かける坂口健太郎くんも出ていましたが、以前はそんなにかっこいいとは思わなかったのですがこの作品ではとてもかっこよかったです。わたしもあんな幼なじみが欲しかったなー。


@MOVIX宇都宮で鑑賞