読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画館へ行こう

映画館で映画を観るのが大好きです

「orange」を見てきた

映画


高校2年生の春。10年後の未来の自分から、一通の手紙が届いた。過去にいる10年前の私へ26歳になった私には、後悔していることがたくさんあります あなたにはこの先 たくさんの喜びや幸せが待っています どうか その幸せをこぼさないように 大切なものを 失わないで ――そこに書かれていたのは、転校生の翔かけるを好きになること。そして、翔が1年後には死んでしまっているということ。初めはイタズラかと思ったが書かれていることが次々と起こるので菜穂は次第に手紙を信じるようになっていく。なぜ翔を失ってしまったのか?26歳の自分と同じ後悔を繰り返さないためにはどうすれば?翔は、救えるはず。いま、後悔していることはきっとどれも「できたこと」のはず。10年後の想いを知った菜穂の運命を変えていく日々がいま、動き出す。

orange 映画作品情報 - シネマカフェ

原作未読で観てきました。


高校2年になった最初の登校日に10年後の自分から手紙が届くというファンタジーな開幕を迎える本作ですが、わたし好みの青春モノを下敷きにしつつ、そしてこれまたわたしの大好きな時間移動*1がエッセンスとして使われていてなかなかよい作品でした。せっかく魅力的な登場人物が多そうなのに最後までわりと放置気味なのがもったいなかったし、もうちょっとそれぞれのキャラクターにライトを当てたエピソードを盛り込んでほしかったなとは思いますが、それでも個人的には楽しめました。

主人公の菜穂のもとに届いた10年後の自分からの手紙。
そこにはその手紙が届いた日に転向してくる翔のことが書かれていて、その日菜穂の周りで起きたいくつかのことは手紙の内容と見事に符合していて菜穂を驚かせます。あまりの一致ぶりに「これは本当に未来からの手紙かも知れない...」と菜穂に信じさせるというシークエンスに説得力をもたせて見せたところでわたしはこの作品の世界を信じられるような気がしました。

未来から手紙がくるという突拍子のなさ。
普通に考えたらそんなものを信じようという人はいるわけがないのですが、そこを信じようと思った菜穂の行動に一定の信ぴょう性を与えてくれたことでそこからは安心してこの作品を観ていられました。導入部がとてもうまかったなと思います。


さて。
その手紙によると転校生の翔は10年後にはもう生きておらず、10年後の菜穂はそのことを後悔していること、そして絶対に翔のことを救ってほしいということが書かれていることがわかります。日を追うごとに翔のことがどんどん気になっていく菜穂は、絶対に翔を死なせたくないという思いを募らせて手紙の指示にしたがって翔を救おうと努力するのですが、なぜか徐々に手紙の内容と現実がかい離し始めるのです。

一体なんで...というところからまたいろんな事実がわかってきておもしろくなっていくのでぜひここからは実際に観てほしいなと思うわけですが、本作は上でも書いたとおり設定はとてもユニークだしおもしろいとも思うのですが、全体としてはやや物足りなさを感じるところもあってそれが何なのか観終わってもわかりませんでした。

おもしろいとは思うし惹きつけるものもあったけれど何か足りない。

やっぱり主演以外の人たちのことももうちょっと描いてほしかったですね。
せっかくグループ交際というか、あんなふうにみんなで学校生活を楽しんでいたわけだから主演の二人以外の日常を描いて輪郭をはっきりとさせてほしかったなと感じました。


あとで原作読んでみたいです。


@TOHOシネマズ宇都宮で鑑賞

*1:と表現するのはちょっと微妙な設定ですが